四国八十八ヶ所霊場
第62番 宝寿寺
2026.9.13

天養山 観音院 宝寿寺。

その歴史は奈良時代の天平年間までさかのぼると伝えられ、聖武天皇の勅願により、伊予国一宮の法楽所として「金剛宝寺」が建立されたのが始まりとされています。

大同年間には弘法大師がこの地を訪れ、光明皇后をかたどった十一面観世音菩薩を刻み、本尊として安置。
これが現在の「宝寿寺」の由来と伝えられています。

また、弘法大師が難産に苦しむ女性のために祈願した「玉ノ井」の伝説から、安産の観音様としても信仰されてきました。

度重なる洪水、戦乱、そして明治の廃仏毀釈による廃寺を乗り越え、再興。
大正時代には予讃線の開通に伴い現在の地へ移転しました。

幾度も姿を変えながら、今も遍路の道に佇む宝寿寺。

歴史を重ねた一礼を、静かに納める。

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